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日本の貿易赤字

 
 

@日本の貿易赤字
財務省によると、昨年度の貿易赤字が過去最大の4兆4100億円になったそうだ。比較可能な1979年以来でみると、最大である。内訳は、輸出が3.7%減の65兆2819億円に対し、輸入が11.6%増えて69兆6920円になった。東日本大震災と福島第一原発の事故という特殊事情に、円高や欧州債務危機などの経済悪化が重なった。特に福島第一に続いて各地で原発が停止したことで、代替運転した火力発電所の燃料である原油やLNG(液化天然ガス)使用拡大が、大きな輸入増加要因となった。また、12年3月は米国経済の回復で輸出が前年同月比5.9%増の6兆2042億円と6カ月ぶりに増加したものの、輸入が10.5%増の6兆2868億円に拡大。貿易収支は826億円のマイナスとなり、貿易赤字に転落した。財務省は「火力発電用の国内需要は強く、当面、輸入の増加が見込まれる」と見ており、貿易収支の改善には時間がかかりそうだ。短期的な先行きは、欧州圏の停滞が続き、欧州向けの輸出は改善が期待しづらいが、米国では良好な自動車のほか、設備投資も活発化しつつあり、改善傾向が続くと見てよい。新興国でもブラジルの利下げなど金融緩和の効果が効いてくることで輸出の増加が期待される。一方、輸入は引き続き燃料輸入の増加がアンカーになっている。生産が伸びればエネルギーコストもかさみ、量・価格の両面で輸入を増加させるとみている。夏場の電力需要も、原発を稼働させないなら、原油は過去最大の輸入額になる恐れがある。これらの事は何を意味しているのだろうか。長い間、黒字が当たり前の感覚として多くの日本人の意識にあるが、それを根本的に変える必要が出てきたという事であろう。貿易赤字、財政赤字、経常赤字。一方、日本の一般歳出の40%は社会保障関連の支出であり、社会高齢化でこの支出が減る事はないであろう(出来る事はサービスを落としながら絶対額で維持していく事が精一杯)。既に識者の間では指摘されているが、日本の経済事情は(庶民が思っている以上の早さで)状況が悪化していると考えるべきである。“どうにかなる、国が何かしてくれる、という期待は甘すぎる”と各自が思い始める事を、今我々庶民一人一人がやらなければいけない事と考える。そう割り切って初めて、何を自分でやらなければならないか、が見え始めると思う。日本の国が裏切る筈は無い、と希望を持つのは自由であるが、もし国(政府)にその思いがあっても、それを実行する手段(財政)が無ければ、“残念ですが、できません”で終わってしまう。誰もそれを望まないが、歴史の教えや、海外から日本を1つの国として冷静に見ると、悪いシナリオに着実に歩みを進めているようだ。

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