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英国人とビジネス

 
 

英国人とビジネス 翻訳業者の海外ビジネスWatch

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●イギリス人は、自国はヨーロッパに入らないと自然感覚で考えているという事を先週書きました。勿論ヨーロッパ大陸にいる『本当のヨーロッパ人』は、 イギリスがヨーロッパの1部であるとの、正常感覚でいます。(笑い)

●この事は、大きな意味を持ちます。

●例えば、ヨーロッパ各国の人が集まった会議に参加するとします。

●その場で、フランス人が『私たちヨーロッパでは』と話しはじめると、イギリス人は、自分たちはその中に含まれない、と直感で思います。 外国人である我々日本人もアメリカ人も、イギリスが含まれていて当然と考えがちですが、それは間違いです。

●そのまま話が進んで、全員で合意したと思うと、後日になってイギリス人が、どうして自分たちの意見を聞いてくれなかったのか、と言って来ることがあります。 私の経験です。その質問に対し、ヨーロッパとしての意見は聞いたと思うけど、と言ったのですが、彼らはイギリスの意見は求められなかった、 と駄々をこねられる場面がありました。(子供っぽい、と思われるかもしれませんが、彼らは真剣です)

●イギリスは、ヨーロッパ人から、狐にたとえられる事があります。それは、駆け引きがうまい、狡賢い、の例えで、地政学的にはヨーロッパにありながら、 外交ではアメリカ寄りを保ち、歴史の中でも、ヨーロッパ各国に対し、孤高の立場を貫くからです。ヨーロッパから見ると、つき合いにくい隣人、 でも付き合わざるを得ない隣人です。

●文化面からもイギリス独特の特徴が観察できます。このメルマガをお読みの方々の多くは、海外旅行へ行かれていると思います。 旧英国植民地と旧フランス植民地を比べた事はありますか。世界のどの国が植民地であったか、思い出せるでしょうか。

●主な旧英国植民地は、カナダ、オーストラリアなどの白人国と、インド、パキスタン、エジプト、香港、南アフリカ、ナイジェリア、 とカリブの島々です。一方旧フランス植民地は、ベトナム、アルジェリア、コートジボワール、アイボリーコースト、そしてカリブの島々です。

●これらの国に行って見ると直ぐにわかりますが、旧フランス領はどこへ行っても、その国の人の表情が柔和です。そして混血の人をたくさん見る事ができます (フランス人と現地人の)。又、どこからとなく、クロワッサンの香りが漂い、お菓子屋さん、パン屋さん、カフェなどのフランス文化が根付いています。 つまり植民地時代に、フランスはのローカル化に力をいれ、ローカル人と子供を作り、言葉・文化を教えここが一番大事ですが、教えたものを、 残したのです。それが今になり花を咲かせています。

●一方旧英国領はどうでしょうか。白人国を除くと、混血はまず目に付きません。そして原住民の表情は固く、ハッピーな感じがありません。 そして最も感じるのは、貧乏な国が多い事です。というのは、これらの国の昔からの金銀財宝は、ロンドンの大英博物館に飾ってあります。 英国は現地ナショナリズムが高まり、植民地を手放す時に、できる限りの金目な物を奪ってきました。ここに、 英国の主民族である、アングロサクソンの残忍性と孤立癖が見られ、これが今でもイギリスはヨーロッパでない、 英国は英国であるという感覚のルーツになっているのでしょう。

●ビジネス論から離れましたが、このようにイギリス人を分析して、彼らと接すると、アーなるほど、となります。 このように今でも栄光の英国魂(ジョンブル魂とも言いいます)は生き続けており、彼らを自尊心の高い国民にしています。

●この背景を十分に理解してイギリス人と相対すれば、彼らの感覚、反応そしてそれから来る考え方がわかり、ビジネスをうまく進めていくヒントに繋がってきます。

●イギリス人とビジネスを行う時には、以上の点を押さえた上で慎重に、彼らの尊厳を尊重しながら、孤独癖を利用して、自分の主張を相手に飲ませるよう、もっていってください

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